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絆リレー祭2023
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『やんばいのぉ』とは、山添弁で『いい天気だね』という意味です。
『やんばいのぉ山添村』は、関西弁では『ええ天気やなぁ山添村』になります!
『やまぞえ絆リレー祭2023』11月3日 開催決定!

山添村分校の問題 【3】この問題はいつまでに、どうやって結論をだすのか? 議論を充実させるための提言

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追記)1月25日の山添村議会の全員協議会において色々と討議された結果、分校廃棄ありきの提案は却下され、今後一年程度をめどに、十分な話し合いをして行こうということになりました。
このことについては、【8】をご覧ください

下記のブログは1月7日に公開されたものです。

目次

はじめに

分校のことを、いつまでに、どうやって結論をだすことになるのか?を考えてみます。
【1】【2】と異なり、資料に沿って話すのではなく、多くが希望的意見となることをお許しください。

最後に、村が議論の場としている「本校化推進委員会」への要望も述べます。

⑧いつまでに結論を出す必要がある?

当初、行政は「令和4年12月まで」と言い、次に「令和5年1月まで」と答え始めた

村長や教育長が、第3回定例会(9月)文教厚生常任委員会などで述べた事実は、当初、「12年末までに決めたい」ということでした。それは、第4回定例会(12月)の議会で結論を出すという意味に他なりません。

いずれ述べますが、分校の設置は、山添村立学校設置条例に規定されているので、それを変更するには、議会の承認が必要でです
今回なら、第3回定例会(9月)でこの問題を提起し、最短で議決するとなれば、第4回定例会(12月)ということだ。
これは、前回【2】④で説明したように、令和4年7月13日、県教育長が来村され年内に方針を説明してもらいたいと言われたことに対して、村政が即座に反応して、こういう行動に至ったということです。

しかし、第3回定例会(9月)で何名もの議員が拙速すぎる、分校は簡単に廃校にするものではないと反対を表明したことや、11月頃から、村民からも問題視する声が届くようになってきました。
10月、11月の全員協議会でも、村長や教育長から推し進める具体的な話はありませんでした。

その後、第4回定例会(12月)の一般質問において、村長は来年(令和5年)1月まで県教委に猶予してもらったという旨のことを口にしました。

今月(令和5年1月)に結論を出すことは可能か? 現実的でない!

今月ですよ!(執筆しているのは1月7日朝)。
そんなこと、不可能です。

1月25日の全員協議会に臨時の議会を開催して、議決(議長を除く9名の議員による賛否で決める)するには、あまりに準備が足りません。
賛成か反対か?と問われれば、議員もどっちだと答えるかもしれない(保留・棄権という選択肢もあるが)。しかし、賛否を表明する責任の重さを考えたら、現時点で結論をだせますか?

住民はがこの問題を知ったのは、つい2,3か月前のことです。
たとえば、認定保育園の統合に関して、行政は昨年1年近くかけて、村内の各地区で住民説明会を開いて物事を進めました。
分校に関しては、このような周知徹底させる努力が一切行われていません。

ふたたび野村医院の診察室での、患者さんの声を紹介します。
「今後、分校はどうなりますか? 村長さんや教育長さんが廃校しかないと考えて議員がそれに賛成したら、終わりですか? それ村民不在とちがいますか? それでも民主主義ですか? だって私らは、まだなにも聞いていません」
これが一般的な人々の声です(これは、12月の一般質問でも紹介した)。

11月に再開された本校化推進委員会も、12月には、ついに開催されなかった。この委員会の議論も、まだまだこれからという段階でしょう(このページの最後に推進委員会への提言あり)。

だから、令和5年1月に、議会に条例変更の決議を求める上程は、常識的にはあり得ない。

そして、行政側も「1月」と言わなくなってきている

私のような平の議員にすべての情報が、即伝わっていない可能性もあるが、
その後、行政から1月に結論をとるという強硬な姿勢はみえなくなっている。

村長さんや教育長さんは、実際は、効く耳を持った人たちだから、
上記のように、それが現実的でない、まともなやり方ではなかったと、考えて下さるようになってきたのでしょう。

あるいは、県教委と話し合って、ある程度の猶予期間を得たのかもしれません。
村は県教委の、しっかり話し合いを続けてもらいたいものです。

★加筆) 1月25日の全員協議会で、結論を出す日は未定となった!

【8】に詳述した。
私がこの記事を書いた後も、村政(教育長や村長)からさしたる動きがないまま、1月25日の全員協議会を迎え、
議論の末、1年くらいかけて、本校化についてゆっくり話し合おうということになった。

県道80号線から見た村役場(左)と山添分校(右奥)Google Mapから。

今後、どれくらいの時間が必要か? 考えてほしい2つのStep

我々村民が、結論を出すために、ふたつの大事な要素がある。
これを混同しないで、とらえてほしい。

Step 1 本校化を進めるのか、断念するのかを決断する
Step 2  本校化するならば、どんな学校にしていくのか?

Step1のために、少なくとも、半年~1年は必要ではないでしょうか?
これは私の希望である。住民合意を得るため、少なくともこれくらいは必要でしょう。
住民合意には、住民が十分に考える時間と考えるための材料が必要だから、
1年くらいは当然のことだと考えますが、皆さんはどう思いますか?

多くの住民は、
 急に廃校なんて言い出すな、
 母校がなくなったら嫌だ、
 村の高校がなくなるのは寂しい、

 本校化を進めてほしい、
  ・・・だからと言って、本当に本校化できるのかな、お金がかかるのではないのか?

  ・・・だからと言って、本校化した学校に学生は集まるのか?
そんな気持ちが大勢を占めているのではないかと思います。

一方で、行政側の本音は、
 Step2の議論など、やってる時間の余裕なんてない!
 そんなことは、令和2年までやってたじゃないか
 前村政が放り出して塩漬けになった問題なんだよ・・・
 推進委員会を開催するけど、県教委のことを考えたら、もう一刻も早く結論を出そうよ。
そんなところではないでしょうか。

【1】でも述べましたが、これは村の大事な財産なんだから、村民が決めなければなりません。
住民に広く問題意識をもってもらい合意を得ていくプロセスがなければ、議員も議決できません。
住民は、Step2がしっかり提示されなければ、Step1を決めることが出来ないのです。

これもいずれ述べるが、本校化には、立派なアイデア・構想が不可欠です。
分校がそのまま本校化というものではない、簡単に言うと、本校化とは新しい学校を作るということに他ならないからです。

⑨1月の全員協議会で予想されること

◆おそらく、行政は、このStep1とStep2を切り離して、ものごとを進めたいと思っている。
つまり、こういうことだ。

『住民が希望するなら、本校化の議論を改めて始めようではないか。
だが、県教委には、現在の分校をどうするかを、早く結論を報告せにゃならぬ。

本校化する議論は、必ず今後に設けます。
だから、まず、早期に廃校だけ議決してくれないかと。
本校化したら、どちらにせよ分校は廃校なのだから。』

令和2年2月から推進委員会も中断し、本校化の議論を塩漬けにしてしまったうえに、県の教育長から急かされている村の長としては、こう考えても不思議ではありません。

これを実行したら、令和6年度以降の生徒募集はなくなり、令和5年度入学生が分校の最後の生徒となってしまいます。
その後、たとえ本校化計画が認可され、村立高等学校が何年後かにスタートしたとしても、村と学校に、大きな穴が開いたような状態になることは明らかです。
その影響は、甚大です。

行政が次の全員協議会(1月25日)にこれを提案してきた場合、私は、それにも反対します。
あまりに体裁を整えるためだけの政(まつりごと)になっているから。

★ 加筆)そして、本当にその通りに展開した。

【8】に詳述したが、ここに推察したとおりの展開となった。
経過を読んでみてください。

⑩本校化推進委員会を活発に、そして、公開せよ! 二人目の指導主事を!

ある議員は、12月の定例会文教厚生常任委員会の席で、「私は本校化推進委員会の議論を待ちたい」と述べました。
私もそれに賛同するが、その委員会をより良いものにするために、提案があります。

1・推進委員会のメンバーを充実せよ!
公平なで活発な議論をしていただくために、今のメンバーだけで足りるでしょうか?

11月に再開した推進委員会の構成は、
・分校後援会長 ・同総会長 ・村教育委員 ・校長(山辺高等学校) ・教頭(山添分校) ・村長 ・副村長 ・教育長 ・局長(村教育委員会)

このメンバーで、自由闊達な議論ができる雰囲気は期待できるでしょうか?

現村政開始以来、教育者だった村長らしく、担当を決めてスタートしました。
 ・認定保育園担当 ⇒ 村長 
 ・小中一貫校担当 ⇒ 副村長 
 ・高校本校化担当 ⇒ 教育長
三役はそれぞれ分担していたはずですが、令和4年11月再開になって、本校化の委員会に三役とも顔を揃えたのはどうしてなのか。
令和2年2月まで順調に開催していた頃は、メンバーに加わっていた県教委長補佐や係長(【2】④参照)が、外れたのはどうしてだろう? もう愛想を尽かれてしまったからなのか。県教委は、すでに廃校と結論付けていることを意味しているのでしょうか?

文教厚生委員長の三宅正行議員が、議員の代表としてこれに加わったと聞きました。これは、きわめて真っ当なこと。令和2年の頃は、議員でもあった後援会長と同窓会長の両氏が参加していらっしゃいました(現在は議員ではない)。

2・本校化推進委員会は、公開せよ!
行政は時間がないと焦っているのだから、公開討論にすることは、議論を早く住民に周知するには、最良の方法でしょう。
私は、一般質問(第4回定例会、初日12月6日)の再質問のなかで、公開を提案したが、村長からは回答を得られませんでした。たくさんのテーマを受け答えして下さったし、再質問まで事前通告はしていなかったから、村長が答弁で抜かしてしまったのかもしれません。
続く、12月15日の文教厚生委員会所管の全員協議会の中でも、村長・教育長を前にして、もういちど「公開を検討してください」と要望しましたが、両氏から「検討する」の一言も、「それは無理」の一言もありませんでした。形式上は、無視されたことになるが、検討して下さっているものと、
私は期待しています。次の全員協議会(1月25日)にも、必ず要望するつもりです。


3・二人枠の予算がある指導主事を充足させよ
この委員会を、かつて主導したのは、前村長が予算をつけて二人枠に増員した二人目の指導主事、つまり現村長でした。
残念ながら今は、欠員となり分校の担当者がいらっしゃいません。
是非とも、早く二人目の担当者を招き、推進化委員会をより充実したものにしてもらいたい。そのための予算は確保されているのですから。また、住民合意を得るためにStep2の議論に力を発揮してもらいたい。
ただし、その人選には、議会とも十分に打ち合わせを願いたい。

今日はここまでです

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早朝から、大急ぎで書きました。
昨晩、【1】【2】を読みながら、どれくらい切羽詰まった問題なのか、それをどれくらい時間をかける余裕があるのか、それを皆さんに知ってもらわねばならないと感じたから。

ここまで読んでくださっても、どれだけ時間が残されているのか、ピンとこなかったかもしれません。
私達が、もっと話し合いたいということをしっかり表明していけば、まだ考えたり議論する時間は設けられそうな雰囲気がしてきています。村長や教育長には、それに耳を貸す度量があると信じています。
だからといって安閑とはしておれません。
私も、このブログで発信しますので、皆さんの議論の材料にしてください。
考えたことを、どしどし村政に届けてもらいたいと思っています。

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この記事を書いた人

野村 信介のアバター 野村 信介 山添村 野村医院長

60歳を過ぎて、山添村で野村医院を継承した開業医です。長年、三重県で勤務医をして過ごしましたが、年齢とともに、郷愁の念断ちがたくなり戻ってきました。
令和3年秋からは、村会議員にも選んでいただきました。野村医院での診療の傍ら、村興しにも精を出し、また、地域の問題に少しでも取り組んでいけるよう努めております。。
若い頃にはなかなか気づかなかった山添村の素晴らしさを、このサイトで皆さんに発信していきたいと思っております。どうぞよろしくお願いします。

コメント

コメント一覧 (1件)

  • 東山地区住民です!三ケ村合併前は、添上郡でしたから、詳しい事は消化できていませんが、特色ある分校の生徒が、大好きです。
    山添村の将来の文化や農林業の、発展には必要不可欠な学校と思います!
    廃校は、自然環境整備が叫ばれる時代に、逆行しては居ないのかと、疑問が高まりますが?如何でしょうか❓

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