映画「ゴジラ-0.0」の撮影に協力しました

2025年春、“永遠の0”などのヒット作で有名な山﨑貴監督が次回撮影する映画の助監督・水野貴之さん(株式会社ロボット)から、メールが届いた。
戦後間もない時期の医療現場を撮影することになるので、医療器具を見せて下さいと問い合わせだった。
戦後の混乱期の医療現場のシーンに使う古い道具を探しているということだった。
その前年に映画「雪の花」での経験もあったので、映画撮影なら積極的に協力したいと快諾した。
ロボット社のスタッフが、すぐに我が家までお越しになり、オールドクリニックに展示しているものや、倉庫に保管しているものを、色々見てもらった。
その結果、映画に合うものを数点、お貸しすることになった(下記参照)。
お貸しすることが決まったら、関係者から、初めて、それがゴジラの新作映画であろうと教えてもらった。
ゴジラの映画作りを進めているスタッフの描いているイメージに、当家の医療器具がマッチしたのだろう。
曽祖父や祖父、そして父母が使ったであろう古い医療器具が、日本を代表する映画に登場するなんて、
なんてすばらしいこと! とても嬉しかった。
それから、”当時の医療とはどんなふうだったのか、トリアージの概念や、昭和20年代に同様の考え方が存在したかどうか”、そんなメールのやりとりもさせていただいた。
お貸ししていることは、映画の撮影が終わり興行が決定するまで、伏せておくことになった。
口約束だけであるが、こういうことは、お互いしっかり守るものだと、考えている。
撮影協力者として、映画のエンドロールに、野村医院オールドクリニックの名前を提示していただくことになった。
封切りは、2026年11月3日! 映画「ゴジラ-0.0」
あれから1年少し経過した2026年秋になると、世間ではこの映画の話題が急に広まり始めた。
9月下旬には、ニューヨークで試写会が開催され、好評を博したとのこと。
日本でも、10月になると、話題が持ち上がった。
映画のタイトルは「ゴジラ-0.0」!
封切りが11月3日と決まった。
すると、大きなポスターと前売り券が数枚が届いた。会社からの御礼だと、快く受け取った。
私は、さっそく封切りに合わせて、映画館の席を予約した。
今回の映画は、IMAX用に撮影された日本で最初の映画だそうで、
私もTOHOシネマズIMAXで、観ることにした。
試写会にも行ってないから、我がオールドクリニックの医療器具がどのように登場するのか、知らない。
ほんの一瞬かもしれない。お貸ししたものがすべて使われたのだろうか?
たとえどういう形であったとしても、映画に協力できたことを、喜んでいる。
古臭いと笑うかもしれないが、明日はちょうど両親のお墓詣り。
墓前に、ゴジラ映画のことを報告できそうだ。
上映が、本当に楽しみである。
撮影協力として貸し出した医療器
下記の医療器具を、撮影用として、水野貴之助監督のロボット社にお渡しした。
数か月後に、丁寧に梱包して返してくださった。
これらが、実際の映画にどれくらい登場するのか、楽しみに待っている。

そしてついに11月3日、封切り初日、映画を観てきました!
ゴジラの誕生日とされている11月3日(文化の日)、106シネマズ大阪エキスポシティのIMAXシアターで、さっそく映画を観た。。ネタバレするので、ストーリーのことは書かない。
上記の医療道具ののうち、映画では、この耳鼻科などでよく使うこの器具が國村隼さん演じる緒方医師の机の上に登場したのです。

こういう撮影協力の結果、映画の最後・エンドロールに、私達のオールドクリニックの名前、そして、私自身の個人名まで列されていた。この光栄な気持ち、一生の思い出。
下図は、図録にあったもの。
・美術協力というのは、これらの器具を貸与したから。
・取材協力というのは、映画を作っていくうえで、昭和20年代の医療の実情(私も実体験はないが)についてDiscussionしたから。今では誰もがしっている「トリアージ」という行為は、当時の日本ではどのような在ったか、自分の意見を示した。たったそれだけなのですが、大勢の大家たちとともに、取材協力者に列せられ、びっくり、驚き。
ちなみに、一緒に美術協力者として紹介されている昭和ハウスさんは、伊賀の冨岡潤さん。昭和の電気製品を、数多くの映画やTV番組に提供していらっしゃるプロ中のプロ。今回、冨永さんにも大変お世話になったので、この場で紹介し御礼申し上げます。

ということで、ゴジラの映画に協力できたのも、野村医院オールドクリニックを維持管理しているから。
この診療所を開設した曽祖父、そして受け継いできた祖父、父母に至る我が家業に、自ら敬服しています。
そして、古い診療所の保全に、いつも一緒に取り組んでいる家族に感謝して、このブログを閉じることにします。
最後まで読んでくださりありがとうございました。


