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絆リレー祭2023
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やんばいのぉ山添村
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『やんばいのぉ』とは、山添弁で『いい天気だね』という意味です。
『やんばいのぉ山添村』は、関西弁では『ええ天気やなぁ山添村』になります!
『やまぞえ絆リレー祭2023』11月3日 開催決定!

路線バスで繋がる 上野と山添 No.2

路線バスで繋がる 上野と山添 No.2
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路線バスで繋がる

上野・山添間は、実は路線バスが走っている。
三重交通バスが三重県外へその路線を広げているのは、高速バスを除いて上野市駅から奈良市月ヶ瀬と山添村しかない。

30分のバスの旅

路線バスで繋がる 上野と山添 No.2

乗り場は上野市駅前の高速バスが出る1番乗り場。
7時45分、乗客同士顔なじみなのだろう、既に会話が弾んで、バスの扉が開くのを待っている。
5分前になって扉が開いて乗り込もうとすると、どこからか数人の高校生が後ろに並んできた。彼らは朝の寒さを避けて、隣のビルの中にいたのであろう。
私は最後部の席をひとりじめ。あとからバスに乗ってきた高校生たちはいつもと勝手が違うのだろう、私を見て前の席へ男女それぞれ分かれて座った。
朝7時55分、バスは定時に乗客8人を乗せて上野市駅前を出発。高校生5人と一般乗客3人を乗せたバスは、銀座通りを南下、途中2人の高校生を拾い、上野ICから名阪国道へ。
途中、仕事に行く乗客がひとり下り、バスは各ICのバス停に寄りながら治田ICで名阪国道から国道25号線へ。

越境する路線バス

治田ICを下りたバスはすぐに県境(三重県・奈良県)を流れる名張川に架かる五月橋を渡った。今、この五月橋は新しい橋に架け替える工事が行われている。
伊賀市と山添村はこの名張川で隔てられている。

五月橋を渡ったバスは名阪国道の高架下をくぐったところから一気に上りにかかり、最後部に座った私はそのエンジンの唸る音をまともに感じることになった。
山添村へ入ったバスは波多野神社前から中峯山、春日学園前のバス停に停まることなく、アップダウンの道を走り続けた。

路線バスで繋がる 上野と山添 No.2

終点の大西バス停が近づくと、高校生や一般の乗客もみんな下りる支度を始めた。大西バス停の周りには村役場や奈良県立山辺高校山添分校がある。
私もここ大西バス停で降りた。ちょうど時間は8時半頃である。バスを降りた高校生はバス停から左に折れて歩いて行く姿が見えた。

適正な越境通学

バスに乗っていた高校生は山添分校へ通う生徒であった。三重県に住み、奈良県の高校へ通うという、いわゆる越境通学である。これは奈良県が山辺高校山添分校に限り、伊賀市と名張市の中学卒業生に認めたものである。
これにより、2019年5月1日現在、分校の生徒30人中、15人が伊賀市の中学卒業、8人が名張から、残り7人が奈良県内の中学卒業生である。この数字をみると、行政区を越えた伊賀地域の高校のひとつと言えるのではないか。

路線バスで繋がる 上野と山添 No.2

利用者があるから行政区が違ってもバス路線が必要である。
やはり山添は伊賀とこんなところでも地域として一体であるとつくづく実感したのである。
さて、私は上野へ戻るバスの時間までこの近くというか、どこかのバス停の近くでいなければならない。ここから徒歩で行け、ある程度時間を潰せる場所を考えて、これまで何度となく行ったことのある「花香房」まで歩こうと決めた。
青空の下、先ずは名阪国道の山添IC目指して進んで行くことにした。

路線バスで繋がる 上野と山添 No.2
路線バスで繋がる 上野と山添 No.2

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この記事を書いた人

ウメッシュのアバター ウメッシュ 伊賀の万年青年

見るもの聞くもの何にでも興味を示し、熱しやすく冷めやすく、どこへでも飛んで行く、薄情で風来坊。

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