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絆リレー祭2023
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やんばいのぉ山添村
ええ天気やなぁ山添村
『やんばいのぉ』とは、山添弁で『いい天気だね』という意味です。
『やんばいのぉ山添村』は、関西弁では『ええ天気やなぁ山添村』になります!
2024年7月20日(土)14時半~ 野村議員の講演会・議会報告会開催します

令和6年第二回定例議会 一般質問

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目次

分校問題とオーガニック農業政策を、まとめて質問

令和6年6月10日(月曜)
この日は、山添村議会が始まって以来、初めて、小学生が議会を見学した。
子供達は、おそらく、議場に足を踏み入れて、その雰囲気に圧倒された(というのも、どうかな、驚いた)ことであろう。

質問原稿を見たら、私が何を考えているか分かります

私は、以下のような質問を行った。
質問内容を見てもらえたら、私が、分校のこと、村の行政や村長に大変期待していることが分かってもらえると思うので、質問の読み原稿全文を、下に紹介する。

いずれ、子ども議会へと発展するように

見学にきた小学生にとっても、人生で初めての経験であろう。それも、単に議場を見ただけでなく、一般質問をしている最中に、見学したのだから、より印象にのこったのではないだろうか?
この日は、一般質問には、私を含めて四人が立った(藤田和子、奥谷和夫、大谷敏治、敬称略)。
山添小学校の六年生は全部で、20人前後。
二班に分かれて、傍聴席に入り椅子に座って、聴いてくれていた。

この子達が、中学生になったら、今日の経験を基に、子ども議会をやってくれるようになるのを願っている。
大人が気づかないこと、大人にはまねのできない発想で、山添村のことを考え、議論するようになるのを願っている。

昨年(令和5年)、閉校問題に揺れた分校について

それから、分校のことを、刻々と変わっていく状況を、昨年7月まで、ブログにまとめてきたが、
一年近く、更新できないままです。ごめんなさい。
項を改めますが、下の一般質問原稿を読んでもらえば、村長の英断によって、
新たな道を歩み始めたことも、分かってもらえるかもしれません。

一般質問 読み原稿

本年4月に、人口戦略会議は、最新のデータに基づき、今から26年後、つまり2050年に、消滅する可能性がある「消滅可能性自治体」が、744市町村もあると報告しました。残念ながら、山添村もそのひとつにあげられてしまいました。消滅危機の、最大の理由は、「若者の減少、とくに若い女性が激減する」ということが根拠となっています。
このような事態に対して、少子高齢化・過疎に苦しむ自治体の取り組みは、さまざまです。経費節減や無駄なことを、なるべくしないで、身軽な自治体を目指す、それだけでなく、先達が気づいてきた伝統あるシステムまで切り捨てるようなことは、人生の最後を綺麗に始末する「終活」活動に似ています。昨今流行りのこの終末への準備に勤しむような過疎の村が、世の中にたくさんあるのです。

山添村も、分校を廃校・閉校にするという考えが一時は取り沙汰され、終活に舵を切ったかと心配しましたが、村長諮問の「山添分校の在り方検討委員会」が、昨年末「分校は存続・本校化に務めるべき」と答申したことをふまえ、村長は分校の活性化に傾注されるようになりました。
いまや、分校を活性化し、それを核にして、村興しに転じようという策です。

つまり、山添分校を「オーガニック農業を学べる」全国でも例を見ない、ユニークな教育の場しようと、されています。今週・木曜日、13日に開校する「オーガニック・スクール」は、分校の生徒と、村民やオーガック農業に興味ある人々を対象として開校すると聞いています。これらの取り組みは、必ずや、内外の注目を浴びて、分校活性化の起爆剤になること、さらに、本校化に向けた、正しい順路だと私は思います。そして、これを基に、人口減少に歯止めをかけ、消滅可能性自治体から脱するきっかけに、なってもらいたいものであります。

さて、このオーガニック農業の取り組みは、オーガニックビレッジ宣言に繋がっていきます。農林水産省が進める政策のひとつで、2030年までに、200の自治体を募り、国土の農地100万ヘクタールを有機農業の場としていくことを目標としているものです。昨年度末までに、すでに100近い自治体が、この宣言を行いました。それぞれの市町村が、自分たちの風土や歴史に合わせた計画を、周到に準備して宣言しているようです。
この近辺では、山添村を囲むようにして、天理市、宇陀市、伊賀市、名張市がすでに宣言して、活動を始めています。

全国を見渡すと、しかし、「村」で宣言したところは、私が調べたところでは、まだ四村しかありません。
この先行する四つの村を調査してみますと、山添村よりも、小さな村も含まれていますが、オーガニックビレッジ宣言などわざわざせぬとも、すでに、有機野菜や果実など特徴ある農産物を活発に生産して有名な村が目立ちます。

一方で、私達山添村はいかがでしょうか? オーガニック?有機農業?と聞いて戸惑ったり、積極的になれない村民、分校の卒業生OBやOGの方々にも、いらっしゃるのではないでしょうか。
私は、農業を営んではいませんが、オーガニック農業をてこに、山添分校と、そして、山添村を活性化していくという政策には、より多くの理解者を得て、強いチーム作り・オール山添で準備を進めていただきたいと願っています。
この点、村長のお考えはいかがでしょうか?

ふたつ目の質問です。分校が、オーガニック農業を学ぶことができる高等学校となれば、全国的にも大きな関心を呼び。遠来の入学希望者も増えるのではないでしょうか? 彼等を受け入れて行くことが、「本校化」にも繋がっていくはずです。
しかし、そんな遠来の生徒を受け入れる施設は、村にはありません。
下宿受け入れ制度や寮の整備などを、先行して進めるべきと思いますが、村長のお考えは?

この質問に対する村長の答弁

これに対する村長の答弁は、予想された範囲のものであった。
より正確を期すために、村報(広報やまぞえ)に、その答弁が記載された後に、ここでも掲載することにします。

オーガニック・スクール開校

村長の画期的な政策は、
山添分校を、全国でも例のない「オーガニック農業を学べる高等学校」にしていくだけでなく、
全国からオーガニック農業の指導者を招いた授業や実習を、分校生だけでなく、
「オーガニック・スクール」として、村の内外のオーガニック農業に興味を持つ人たちにも受講できるように、公開したことである。
分校廃校を言い出した時、鋭く対立したが、今は、このような前向きな計画を立てて、すごいエネルギーで進めだしたことに、敬意を表する。

また、名だたる教育陣に声をかけ、素晴らしいプログラムを数か月の期間にまとめてしまった伊川健一氏には、私も御礼を申し上げたい。彼と私は、昨年7月にオーガニックが、分校と山添村で花開くものとなると話し合ったことが、ひとつのきっかけとなっているのだ。このことは、昨年のブログにも詳しくまとめてあるので、良かったら読んでみてください。

このブログは、そんなオーガニック・スクールの開校式があった本日・6月13日に書いている。
筆者である私は、まるで農業ができないけれど、
開校式に参加して、大いに感激した。
その勢いで、このブログを書いているというのが、正直なところだ。

最後に

今日はここまでです。
山添村が、動き出しました。
ここまで読んでくださった皆さんは、きっとそう感じられたのではないでしょうか?

多くの仲間が集い、オーガニックの担い手はまだまだ少ないけれど、
よいスタートを切りました。
その行く手は、平坦なものではないだろうけど、
皆で知識と力を出し合って、進めていける、きっと。
私も、微力ながら、手伝いたい。

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この記事を書いた人

野村 信介のアバター 野村 信介 山添村 野村医院長

60歳を過ぎて、山添村で野村医院を継承した開業医です。長年、三重県で勤務医をして過ごしましたが、年齢とともに、郷愁の念断ちがたくなり戻ってきました。
令和3年秋からは、村会議員にも選んでいただきました。野村医院での診療の傍ら、村興しにも精を出し、また、地域の問題に少しでも取り組んでいけるよう努めております。。
若い頃にはなかなか気づかなかった山添村の素晴らしさを、このサイトで皆さんに発信していきたいと思っております。どうぞよろしくお願いします。

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