2024年7月20日(土曜)ふれあいホールにて、議会報告会を兼ねた講演会を開催。200名を越える参加者が、村の今後を考える大切な時間を共有しました。
ご覧のように、企画した内容は、県立医大・吉本清巳教授による山添村の医療に関するご講演に始まり、環境問題、農政、教育、そして、立村70年に向けての話題など、たいへん盛りだくさんでした。
この前編では、以下の四人の講演を紹介します。
後編では、参加者へのアンケートの結果をお示しする予定です(現在、集計中)。
四つの講演
県立医大教授・吉本清巳先生の特別講演「山添村の医療の歴史と未来」
今春、奈良県立医科大学総合医療学講座教授に就任された吉本先生は、山添村育ち。今も、この村の国民健康保険診療所(東山・豊原)で、週一回、外来診療もしてくださっています。教授の視点で、山添村の医療の、過去、現在、将来を語ってくださいます。
また、一昨年逝去されたご尊父清信氏(元・東山診療所々長)を偲び、ご功績を紹介し、ご家族と共に迎えた最期の時期を、御子息として語ってくださいます。
講演内容は、下の動画をご覧ください。
三宅正行議員の講演「村の環境問題」
私の議会報告会では、毎回、馬尻山のメガソーラー開発問題も含めて、村会議員・三宅氏(山添村の環境を守る会々長でもあります)に報告をお願いしています。
今回の報告会の直前に、メガソーラーを計画していたKエナジーの子会社「山・添」が、現地の事務所(春日区)を閉鎖しました。これに至る経緯をまとめていただきました。 さらに、後半ではPFASについても言及されています。
講演内容は、下の動画をご覧ください。
伊川健一氏の講演「オーガニック農業」
山添分校は、今、活気づいています。昨秋、村長の諮問委員会・分校の在り方検討委員会が、廃校よりも存続をと答申したことを受け、オーガニック農業を学べる特色ある学校を目指すことになりました。 これは、村の農業にも有機農業を取り入れていく「オーガニックビレッジ宣言」と連動しています。
伊川氏は、こういう状況を、短い時間に端的にまとめてくださいました。
講演内容は、下の動画をご覧ください。
野村信介の講演「村の医療について、そして、“山添村”を“大和高原村”に」!
私自身は、上記の3名が話してくださった話題を、もう一度、私なりに述べました。
医療制度問題は、なぜ今改革せねばならないのかを、村民に考えてもらえるように話題を提供しました。
そして、最後に、あと二年で立村70年を迎える山添村を、「新しい村」に生まれ変わるよう提言しました。
すなわち、山添村という村の名前を「大和高原村」に換えようという提案です。
講演内容は、下の動画をご覧ください。
動画は、開会挨拶、最後に質疑応答を含め、六編から構成
①開会の挨拶 【いま、なぜ医療改革なのか?】
②特別講演 「山添村の医療の歴史と未来」奈良医大教授・吉本清巳先生
③講演「ソーラー発電の今」三宅正行議員
④講演「分校で始まったオーガニックスクールの可能性と、オーガニックビレッジ宣言への展望」伊川健一さん
⑤講演 立村70周年にむけての提言「新しい村へ!」 野村信介
⑥質疑応答 会場の参加者からの質問を受けて
おわりに
①村の大切な財産、「医療体制」。
これは、私達の父母や先輩たちが、築いてきた村の大事な宝物です。
村営の診療所も、私営の診療所も、さらに、福祉施設も、救急隊も。
現在、私達の医療体制は、とても恵まれたものなのではないでしょうか?
★医療が廃れてしまえば、その自治体は消滅します。
その自覚をもって、為政者は、医療体制を整えてほしいと切に願います。
おそらく、今年10月以降、村民に、将来の医療体制をどうすべきか問うための、集会が各地区で開催されることになると思います。
本年度一杯(来年3月末)をめどに、村民の意見を集めるのではないでしょうか。
その前に、この動画が、皆さまの目に届き、少しでも、自分の考えをまとめる一助になれば、幸いです。
②村の大切な山、「馬尻山」
馬尻山の、村本建設のゴルフ場建設計画跡地では、今までに、開発を目指す事業者が土地を転売したりしながら、巨大な計画を掲げて、村民に多大なる不安を与えてきました。
今回、メガソーラー計画を4年前に掲げ、住民説明会まで開催した会社「山・添」の現地事務所が、撤退した。開発の困難さを示していますが、同社は、まだその計画を掲げたままである。
私達住民にとって、無謀な開発に晒されることなく、馬尻山が、水源地として、また、自然環境を保持し、災害が発生しにくい状態が、保証されることは、長年の悲願でなのです。
今後も、反対運動は、きめ細かく、粘り強く、続けていきます。皆様の応援をよろしくお願いいたします
③オーガニック農業は、分校と密接に繋がってこそ、価値のあるものです。
なぜ、私がオーガニックに傾倒したか(実際には農業はまったくできませんが)、村長にオーガニックこそが、分校を活性化する大切な切り札になるであろうと勧め、伊川氏を推薦しました。
オーガニック農業を推進するうえで、村の体制が整うように、これも細心の注意を払いながら進めていかねばなりません。
④「山添村」から「大和高原村」へ改名の提案
ほとんどの人にとって、寝耳に水のような、突然の話題だと思います。
これから、少しずつ、皆様とこのことについて語り合う機会を増やしていきます。
どうぞ、ご期待ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
当日、会場で実施した参加者へのアンケートの結果は、「後編」で公開しています。
後編① 「村営診療所について」は、すでに公開しました。下記リンクをクリックください。
後編② 馬尻山やオーガニックについても、近日中に公開予定です。
しばらくお待ちください。
新聞折り込みしたうえで、
さらに400枚を、自分の足と手で配りました。
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