山添村は、縄文文化の研究に、とても貴重な存在
歴史の「ものさし」を作り続けてきた上峯先生は、山添村の縄文遺跡の貴重さを謳う
令和6年1月14日(日曜)、かねてから、待ち望んでいた講演会が実現しました。
南山大学人文学部人類文化学科の上峯篤史准教授が、山添村の縄文遺跡や縄文文化について、講演してくださったのです。
実は、縄文時代の石器や土器の第一人者である上峯先生は、この村のご出身なのです。
若い頃、村内の縄文遺跡の発掘を手伝ったことから、興味が嵩じて、縄文考古学を天職とされたのです。
そんな先生が、歴史民俗資料館にて、山添村の縄文遺跡が、どれほど大切な存在なのかを、今回の講演で語り尽くしてくださいました。
その動画を、篤とご覧ください。
学究心はもちろんですが、先生の姿勢のなかに、強い「故郷への愛着」が溢れていることも分かります。
前編 講演「歴史のものさしをつくる」 ~山添村と縄文考古学のあゆみ~
「歴史のものさし」って、なんだろう?
素敵な言葉ですね、「歴史のものさし」。
その意味は、この動画の冒頭で、上峯先生が語ってくださいますよ。
後編 講演後に熱心な質疑応答
上記の講演が終わると、堰を切ったように、多くの人たちから質問が寄せられました。
上峯先生は、それにひとつひとつ丁寧に対応してくださいました。
午後4時を過ぎたので、数人の方には、質問を断念してもらわざるを得ないくらいでした。
配布資料
講演のために配布された上峯先生のリーフレットです。
質疑応答で地名表記に誤りがあることも、お話しになっておりますが、
下のリーフレットでは、既に訂正されています。
山添村歴史民俗資料館とは?
上峯先生の講演会場となった山添村歴史民俗資料館は、旧村立春日小学校の講堂(県指定文化財)です。
山添村の、とくに、縄文遺跡や平安・鎌倉時代の杣遺跡の発掘調査の展示が充実しています。
大川式土器(おおこしきどき)をはじめ、縄文草創期からの土器と石器が、時代別、発掘遺跡別に並んでいる光景は、なかなか圧巻です。
訪問前に、休館日などを下記で確認ください。
今日はここまで
動画をご覧いただき、ありがとうございました。
縄文時代は、山添村が、日本中で最も賑やかな地域だったのかもしれないのですね!
まだまだ研究されなければならないことが、沢山ありそうな、私達山添村の縄文文化。
これからの研究の発展が、楽しみです。
今回の御講演で、興味をもって下さる人が増えますように。
上峯先生の益々のご活躍を祈念しております。
先生、御講演、まことにありがとうございました。
読んでみたい参考書
公演当日に、南山大学のゼミの学生さんたちが、歴史民俗資料館の展示を見ながら、手にしていた本が、これ!
専門書みたいだけど、気になる一冊!
コメント