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やまぞえ絆リレー2020
やんばいのぉ山添村
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『やんばいのぉ』とは、山添弁で『いい天気だね』という意味です。
『やんばいのぉ山添村』は、関西弁では『ええ天気やなぁ山添村』になります!
『やまぞえ絆リレー2020』新型コロナ収束まで無期限延期となりました。

「スベラネーコ」誕生物語・山添村のNEW FACE・第二話

奈良で古くから言われた「迷信」?「お墓で滑って転ぶと猫になる」

「お墓やお墓に行く坂道で滑って転んだら、猫になるよ!」
古くから大和高原一帯には、 子供を躾けるためにこんな「言い回し」がありました。
私は、子供の頃、よく親戚や近所の人から、そう言われたものです。

電気事情が良くない時代、暗い部屋では落とした爪を見つけにくいから
「夜に爪を切ったら親の死に目に会えない」という戒めは説得力がありました。
お墓は、子供にしてみたら、鬼ごっこやかくれんぼして遊びたくなる場所だけど、
当時は土葬だし、地面も舗装されてないうえに、本来お墓は遊んだり騒ぐ場所ではありませんので、
「お墓やお墓に行く坂道で転んだら、猫になるよ!」 と言ったのでしょう。

私が特別に暴れん坊だったからではないようです。
竹馬の友というべき、現在60歳前後の幼友達に確認すると、皆が「そうだ」と答えてくれます。
同じ小学校や中学校に通った元級友たちも、「そうだ」と答えます。
ところが、進学して、社会に出て異なる出身地の新しい友達にこの話をしても、「そんな話知らない」「なんで猫になるの?」「田舎臭い話や!」と、けんもほろろ。
社会人になった頃には既に私は、「お墓で転んで滑ると猫になる」という言葉は、おそらく、奈良県北東部(大和高原)に特有のものではないか?と考えるようになっていましたが、こんなことを、一生懸命考えたりすることもなく、それから半世紀近くも時は過ぎてしまいました。

半世紀後「転ぶと猫坂KNZ48」マップ完成!

世紀も21世紀に移りすでに20年近く経とうとしていたとき、私は、還暦も過ぎ故郷への郷愁断ちがたく生まれ故郷に戻って、父母の診療所を継承しました。
こんな私にとって、診察室は「滑って転べば猫」情報の収集にもってこいの場でもありました。
たとえば、こんな感じです。

 私「はい、血圧も血糖値も大丈夫ですね、Aさん、お大事に、、、、ところで、Aさんは、お隣の天理市からお嫁に来たんでしたよね? 『お墓で転んだら猫になる』って、子供の頃、言いました?」
 Aさん「あら、先生、懐かしい、そんな古い話♬ 母がいつも言うてましたよ」
 私「やっぱり、言いますよね」
 Aさん「言います、言います、え? あれって、全国共通とちゃうんですか?」

診察室に来て下さる患者さんやそのご家族に、こんなふうに話を持ちかけると、半年もしないうちに、「お墓で滑って転んだら猫になる地域」という「迷信・言い回し」を使う地域が、だんだん明確になっていきました。
『お墓で滑って転べば猫になる』という話を聞いたことがある・自分もよくそう言うと答えた人の出身地やお住まいが確認できたら、その地点を、Google Mapに提示してみると、一目瞭然です。
下記のようになり私は、「転ぶと猫坂KNZ48」マップと名付けました。

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この記事を書いた人

野村 信介のアバター 野村 信介 山添村 野村医院長

60歳を過ぎて、山添村で野村医院を継承した開業医です。長年、三重県で勤務医をして過ごしましたが、年齢とともに、郷愁の念断ちがたくなり戻ってきました。
野村医院での診療の傍ら、村興しにも精を出しております。若い頃にはなかなか気づかなかった山添村の素晴らしさを、このサイトで皆さんに発信していきたいと思っております。どうぞよろしくお願いします。

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