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やんばいのぉ山添村
ええ天気やなぁ山添村
『やんばいのぉ』とは、山添弁で『いい天気だね』という意味です。
『やんばいのぉ山添村』は、関西弁では『ええ天気やなぁ山添村』になります!

~巡り巡る農村の社~ 山添村神社巡り㉔ 片平 八柱神社~

2020 7/23
~巡り巡る農村の社~ 山添村神社巡り㉔ 片平 八柱神社~
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集落の看板
目次

片平 ~ 後ろに山、前面が川で、片方に開けているところ ~

「片平」と書いて「かたひら」と読みます。
山添村の東部にあり、東は名張川を挟んで、鵜山、や三重県名張市に接し、西は馬尻の急峻な山脈があります。

集落は、馬尻山脈の尾根や谷間の南東面に散在し、特に奥出という場所は、南端の急峻な斜面にあります。
江戸時代を通じて旗本庄田氏領でした。

古来から、「カタヘラ」と言い近世文書や道標にも書かれています。
「片平」は、片は、「傍(かたわら)」を意味し、平は原と同じく、丘陵添いの平地を意味することから、後ろに山を背負い、前面が開けている自然の地形や辺境から名付けられたものではないかと言われています。

また、後ろ(西)が山、前(東)が川の地形で朝日が早く、午後は急に日陰になることから、「片陽(かたひ)」が転じて「かたひら」になったともいわれています。また、古老の伝説では、お大師さんがお通りになって、片仮名平仮名の2つの名をとって名付けて下さったとも言われています。

耕地は、川岸の他、馬尻山台地に先人が苦労して開拓造成した跡が歴然と残る段々式の農地が散在します。気候温暖のため、地味肥沃で作物がよく採れます。
特に、伝統的な作物として、大和伝統野菜の「片平あかね」は有名です。アブラナ科の根菜で奈良県在来のカブの品種です。根の先まで赤く細長いカブで、平成18年に大和伝統野菜の一つとして認証されました。柑橘類(柑:こうじ)もよく採れ、「七秋の里」と言われます。

また、馬尻山の共有林は、薪炭がよく採れましたが、分割され、杉や檜の美林となっています。

さらに地域には、奈良でも有数の花火屋があります。

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浄明寺
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村指定文化財の五輪塔とその説明

長谷寺の末寺と言われる、浄明寺があり、本尊は不動明王木像です。
その近くに、波多の郷塔の1つである正中2年(1325年)の五輪塔があり、村の指定文化財になっています。

集落の東南小字向ヰラに、片平氏の居住跡と伝えられる城山があり、城柵の形跡を今にとどめています。

八柱神社 ~ 滝宮に身も心も清くなり ~

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境内の滝神社の滝は、昔は高さ二丈余の岩壁から見事な滝しぶきを見せていました。昔からの神社形態を保つ古い社滝宮境内にあり、身も心も清くなります。

参籠所(さんろうじょ:願いを掛けてお祈りする施設)には、絵馬が飾ってあります。平成18年度の造営の際に、地元から絵馬の作成を依頼されたとのことです。伊賀市在住の画家、森中喬章さんの作品だそうです。絵馬を依頼された際の八柱神社の御祭神の資料も残されています。

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参籠所の軒下中央に、鮮やかな絵馬が掲げられています。
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片平区に所縁のある森中喬章さんに作成を依頼されました。
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祭神は、下記の五男三女神です。諸説はありますが、一例として説明しておきたいと思います。片平の八柱神社の祭神は、太文字下線で呼ばれています。

古事記や日本書紀に記されている天照大神(アマテラス)と建速須佐之男命(スサノオ=日本書紀では素戔嗚尊)が行った誓約(占い)「アマテラスとスサノオの誓約」によりますと、
まず、アマテラスがスサノオの持っている十拳剣(とつかのつるぎ)を受け取って噛み砕き、吹き出した息の霧から以下の3柱の女神(宗像三女神)が生まれました。

①多紀理毘売命(たきりびめ/たぎりひめ)【別名:田心姫(たこりひめ)/奥津島比売命(おきつしまひめ)】⇒青い玉、霧の神⇒福岡県宗像市大島沖ノ島の沖津宮に祀られています。

②多岐都比売命(たきつひめ)【別名:湍津姫(たぎつひめ)】⇒紫玉、水の神⇒福岡県宗像市大島の宗像大社中津宮に祀られています。

③市寸島比売命(いちきしまひめ)【別名:市杵嶋姫(いつきしまひめ)/狭依毘売命(さよりびめ)】⇒八爬の鏡、子守りの神、子供の守護神⇒福岡県宗像市田島の宗像大社の辺津宮に祀られています。

次に、スサノオが、アマテラスの「八尺の勾玉の五百箇のみすまるの珠」を受け取って噛み砕き、吹き出した息の霧から以下の5柱の男神が生まれました。

④正勝吾勝勝速日天之忍穂耳命(まさかあかつかちはやびあめのおしほちみ)【別名:天忍穂耳命(あめのおしほみみ)】⇒左のみづらに巻いている玉、稲穂の神霊、農業神

⑤天之菩卑能命(あめのほひ)【別名:天穂日命/天菩日命(あめのほひ)】⇒右のみづらに巻いている玉、農業神、稲穂の神、養蚕の神、木綿の神、産業の神

⑥天津日子根命(あまつひこね)【別名:天津彦根命(あまつひこね)】⇒かづらに巻いている玉、多くの氏族の祖、日の神、海の神、風の神

⑦活津日子根命(いくつひこね)【別名:活津彦根命(いくつひこね)】⇒左手に巻いている玉、日本神話の神

⑧熊野久須毘命(くまのくすび)【別名:熊野櫲樟日命(くまのくすび)】⇒右手に巻いている玉、神秘的な神霊

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*この内容は、山添村史などを参考に作成しました。

さて、次回は、「~巡り巡る農村の社~ 山添村神社巡り㉕ 葛尾 神明神社」を紹介します。

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